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Royal 35  ・・・続き

さて、ちょっくら腰砕けなデータもお持ちのローヤル35ですが、PARADISEで本機を購入した際、そういえば・・と、棚の隅から革ケースが出てきました。
革ケースは、ふだん付けないので、なくてもいいんだけど・・・と思っていたのですが、これがなかなかカッコイイのです。
古い仕立てのよい背広に身を包んだ、粋な紳士の姿にも見えて、益田喜頓翁を思い出しました。
ウチに帰ってよく見ると、底の縫い糸が、さすがにほつれてしまっていて、今にも脱落しそうになっています。
ここはひとつ、レストアラーの端くれとしては頑張らねばなりません。
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ピノコ、針と糸だ!
・・というので、ちくちく、お裁縫です。
レストアとは復旧なりィィィィ~ ・・・イテ!(お決まり♪^^)

ほら、粋でしょ!

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Royal 35は、当時、輸出されていたとの記述もありました。
たしかに、距離計の目盛りも「feet」表示です。
そういわれると、洋行のスタイルなのかな?
ダンディーなこのカメラ、いったいどこを旅してきたんでしょうね!



ローヤルカメラとコンタックスと富岡光学・・・
この糸を結んだ先に、ふと思い浮かんだのが、僕が以前より愛用しているヤシカ35です。

Royal 35  ・・・続き_e0023068_4302177.jpg

やっぱ、似てるかも・・・
ま、コンタックスのコピーだから当然なんですが・・・

Royal 35 は1955年生まれ。
YASHICA 35 は、1958年生まれ。

さらに調べた範囲で、後継機のRoyal 35M(1958年生まれ)は、Wigin 19Eの名で輸出されていたことがわかりました。(OEMだったようです)
レンズ構成4.5cmF1.9と F2.8の2バージョンで輸出されていたようです。
もちろん、レンズは富岡光学(ヤシカ)です。

[ 追記 : 本文中のTominorレンズは富岡光学製…という記述は間違っていたようです。正しくは 富田光学工業 とのことです。お詫びして訂正いたします。 <(_~_)> ]


一方、YASHICA 35 は、1958年にヤシカ初の35mmレンズシャッター機として登場しています。
そのYASHICA 35 には、やはり4.5cmF1.9と F2.8の2バージョンがあり、どちらもボクの愛機として手元にあります。

むむ・・・ーー;

何か、歴史の糸が見えてきたような・・・


さらにさらに!
輸出されていたRoyal 35 は、Virgin 35を名乗り、50mmF2.8の他に50mmF2.0のバージョンがあったらしいという記述が!(外国のHPで発見!)
おお~!
交換レンズ、やっぱりあったんかい! \((@0@))/

by sakura-blend | 2007-05-10 03:47 | Royal 35
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