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Royal 35 ( ローヤル 35)見参!

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エ~・・・ワタクシ、生国と発しまするは、東京都練馬区江古田(ローヤルカメラ株式会社)でございます~♪^^
時は1955年(昭和30年)!
国産ライカコピーと称される優秀なレンジファインダーカメラが、ぞくぞくと作られていた時代でありました。(懐)
オッホン、もちろん、ワタクシもその中の優秀なる一台!
サザエさんが、初めてTVに登場したのが1955年!(最初は静止画だったそうですョ。)
現・都知事の著書『太陽の季節』なんてのがブームになったのもこの’55年でございました。
ワタクシの新しいオーナーとなりました櫻・豆混人(sakura-blend)クンなんぞは、まだ影も形もなかった時代でございます。
あの時代はよかった・・・(涙)
いや、しかし思えば、上にご登場のサザエさん、石原クン、ともども我ら’55年組は健在といえましょう!
我がローヤルカメラはすでに星と消え、今はもうございませんが、かつて職人がこの身に注いだ情熱は、半世紀を経ても変わらず輝き続けております。

まずは、ワタクシの実力の程、ご覧いただきましょう!
絵の至らなさは、豆混人クンの腕のせい、決してワタクシの咎と思いなさらぬよう・・・

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さてコレが、先日ちらとご紹介いたしました、ローヤル35です!
いかがです?
なかなかいいお仕事なさいますね~!

それにしても、ローヤル???
知らね~?って感じですね。(Royal 35さん、怒んないでね!)
かつて、二眼レフ時代には、A-Zの会社が犇いたといわれる時代を経て、生き残りを賭けてレンジファインダー機を世に問い、そして消えていった会社のひとつだったのでしょうか。
ネット上でわずかに集まった記述でも、このあと1,2機の後継機種を出したというあたりで消息は途絶えています。

さて、写りですが・・・
おぉ・・、あえやかな立体感、みずみずしい色合い、なかなかいいじゃないですかー♪

明るい空に向けるとゴーストに包まれてしまいますが、この時代のレンズであり、また前玉に刻まれた歴戦の傷ゆえ、それはもういたしかたのないことでしょう。
薄い紗のかかったような柔らかな描写を楽しむとしましょう。

※以下の記述には一部誤りがあったようです。文末に詳述。 (2018.6.7 加筆)

レンズは、Tominor(トミノール)・・・
む?どこかで聞いたような・・
おぉ、かの富岡光学!後のヤシカ・コンタックス!
どうりで、悪くないわけです。

それにしても、このデザイン、距離計窓の間にロゴを挟んだそのスタイルは、まさにコンタックス!
そうか!コンタックス・コピーだったんだ!
どうりで、富岡レンズを積んでるわけですね。

実は、このカメラ、ちょっと驚きの機構がありました。
なんと! ポロ・・・

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ナァニィ~!!!!

レンズがとれるのです!
いや、壊れてるんじゃないですよ。
レンズ交換式・レンズシャッター機なのです!

おぉぉおぉお、交換レンズを探さねば!
まずはネットで検索ちゃんじゃ~!
・・ん、情報発見、クリック!

なになに・・・「本機はレンズ交換式で、広角・望遠レンズが構想されていたが、実際には交換レンズは発売されなかったらしい・・・」

・・・@д@;

なんじゃそりゃ~!


追記 : 本文中のTominorレンズは富岡光学製…という記述は間違っていたようです。正しくは 富田光学工業 とのことです。お詫びして訂正いたします。 <(_~_)>


by sakura-blend | 2007-05-10 03:10 | Royal 35
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