鉛筆削りか、はたまた駅員さんのシグナルか、そんな風体のカメラを妻の友人のAkikoさんからいただきました。
海外暮らしのAkikoさんがガレージセールで手に入れたというこのカメラは、コダック社が1950年頃に製造していたボックスカメラと呼ばれるブローニー(120)フィルム使用のカメラです。
そもそもブローニーフィルムという呼び名はここから生まれたのですね。
このカメラ、二眼レフと呼んでよいのか、縦にふたつ並んだレンズの上側がビューレンズで、上面にある覗き窓(コンデンサーレンズ?)を見ながらフレームを決めるようになっています。
下がテイク(撮影)レンズとなりますが、表に見えているのは保護ガラスで、レンズは実はシャッターの裏にあるのです。
なかなか謎な作り。
しかもプラ性の一枚レンズ。
ん?どこかで聞いたような・・・そう、写ルンですと同じようなスペックなのです。
ピントも絞りも固定だし。シャッターは単速&Bのみ。
「ブローニー写ルンです」、もしくは「アメリカン・ホルガ」とも言えましょうか。
いったいどんな写りなのか気になるところ、早速写してみようと思って困りました。
フィルムが620フィルムという今は無き規格で、サイズは120フィルムと同じなのですが、軸(スプール)の太さ/形状がちょっと違うのです。
調べると、620のカメラを使うにはスプールを2本入手して120フィルムを巻き直さなくてはならないというのです。
当のスプール、1本はボディーの中に残っていました。しかし、もう1本どうしよう・・・オークションやらで探すと無くもないようです。しゃあない、仕入れるか〜
とかいいながら、よくよく見ると送り側のスプール受け部分はただの板バネ仕掛け、これ120の軸でもいけるんじゃないの?とやってみたら、なんのことはない、きっちりハマるではありませんか。
だったら!と、そのままフィルム詰めて撮ってみました。
なんなく撮影OKだったのでした。 ^^
あまり考えずに(考えるところがない)撮れるので気軽でよいですね。
ぶら下げてても軽いし、見た目もキュートです。
カメラに見えなくて、何やってるかわかんないかも知れませんね。
さて結果は・・・
おっ!
なんかいい感じかも・・・
ホルガ系のよさが出てますね。
ん〜、結構この雰囲気好きかも〜♪
いや、いいわこのカメラ。
これで写っちゃうんだから、作り込まれたカメラたち、立つ瀬ないです。
カラーも入れてみたいね。
Akikoさん、どうもありがとう〜♪