「ちまちまカメラプロジェクト」がきっかけでお知り合いとなったAさんより、カメラをいただきました。
フジカ DL-100 DATE
知ってる人は知ってるが、知らない人がほとんどというFUJIの名コンパクトカメラです。
かのイタリア人有名デザイナー(らしい)マリオ・ベリーニのデザインになる、このいいんだか悪いんだかよくわからないフォルムが目を引きます。
Aさんがお仕事の関連で引き取られたというこのDL-100、名玉 FUJINON 38mm F2.8 を装備しているだけでなく、実は謎の力を秘めたカメラなのです。
DL-100の[DL]の意味は、このカメラの第一の秘儀、ドロップインローディング機能にあります。
カメラの底部がパカッと割れるこの独特のフィルム装填システム、まるであのライカM-4のようではありませんか。
すとんとフィルムを入れてぱちんと蓋を閉めれば、あとは自動的にフィルムカウンターの1まで巻き上げてくれるのです。
これでフィルム装填の苦手なアナタも今日から失敗知らず・・・♪^^
なんともよく出来たシステムなのであります!
さて、このカメラに秘められたもうひとつの謎機能「ギロチン・カッター」をここでお見せいたしましょう。
フィルム装填の時、ちょっとベロが長過ぎることってよくありますよね!(あるか?)
こんなふうに・・・(あるかなぁ)
で、そのまま閉めちゃったとしても・・・(あるのか??)
・・・ご安心ください!
コレこのとおり~♪
秘密はこの内部に隠されたフィルムカッター!
ウ~ン、切れ味爽やか~!
※このカメラを売って売って売りまくったという某FUJI関係のお客さまの解説によりますと、この当時コダックフィルムのベロが妙に長かったため、このようなフィルムカッターが内蔵されたのだとか・・・
このカメラを使う際には、往年の開発者・技術者のアイデアに敬意を表して、ベロをう~んと伸ばしてから装填するのが正しいのであります。