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フジカ、入荷 その1

かねてより気になっていた機種をまたもヤフオクで発見、確保してしまいました。 ^^
(やばい。カメラ依存症だ・・・)

フジカ V2という1964年生まれのカメラです。 (おぉ、同世代!)

国産LS(レンズシャッター)カメラの歴史に名を刻む名機として、多くのクラシックカメラ愛好家のかたがた(相当マイナー!)からひそかに絶賛されている機種なのです。

果たしてその秘めたる力はいかほどなのか、・・・はすでに愛好家諸氏の見事な作例がたくさんあるのでぜひ検索してご覧下さい。 笑
僕の撮るものはおよそ作例として適さないような写真が多いですからね。
(とはいえ、さっそく1本撮りましたので、近々アップする予定ですが〜)

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いかにも「カメラです」といった趣きのたたずまいです。
けっこう大きさも重さもあります。
前回紹介したヤシカ 35 YLもそうでしたが、レンズの大口径化とともにボディーも肥大化していた時期なのでしょう。
コンパクトカメラというにはちょっとムリがあるような。 ^^

しかし、よく見ていくと、このカメラがかなりの変わり者であることがわかります。
まずは前面に貼り付いた小さな円盤、これはASA(ISO)感度ダイヤルです。
なぜここに?
そこの小窓が露出用の採光部というのは生真面目な感じ。
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このダイヤルがV2のデザインを決定づけていますね。

巻き戻しクランクも妙な場所にあります。
通常クランクのある場所の側面にクランクの頭が見えます。
なぜにこの角度?
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なぞです・・・ 
しかし、よくできてる。
分解時に見たところ、ファインダー横の狭い空間にギアが仕込まれて上手くフィルムに連動するようになっています。

ピント合わせも巻上げレバーの下部にノブがあって右手親指で操作するようになっています。
このスタイルもこの頃のフジカ以外にはあまり見ない方式ですね。
(他はペトリカラー35やマミヤ 6くらいしか思い出せません。)
やってみるとなかなか操作感がよくてびっくりします。

さらにファインダーも二重像合致式の動きがふつうと逆です。画面の方が左右にシフトします。
同時にパララックス補正で視野枠が動くので、なんだかちょっとあれれ?という感じがします。

二重像が大きくズレていたので、軍艦部を外しました。

ピントノブが引っかかるのはどうやってクリアするのだろうと思っていたら〜
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小さい止めネジをふたつ緩めると・・・
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ノブがくるりと引っ込んで、パズルみたいにうまく外れるのでした。 ^^

二重像調整です。
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ミラー横のネジで横調整、後ろのネジで縦調整。

夜中にレストアすると、無限遠調整のための遠景がすぐに見られなくて困ります。
外に出て、交差点のところで遠くのマンションの明かりを頼りに調整しました。
(めちゃ怪しい行動です。通報されなくてよかった。 ^^;)

オートはちょっと不安定で、電池のせいなのかどうなのか。
ま、オート使わないからまずはいいか。


全体に実にしっかりと、かつ個性たっぷりに作り込まれたカメラです。
このカメラをベストワンに選ぶのも頷ける気がします。

ただ、実はこのフジカ V2の最大の特長はフジノンレンズにあるといわれます。
搭載するFUJINON 4.5cm F1.8 の写りが実にすばらしいそうなのです。
フジのレンズは、その発色のよさにはもともと定評があります。
「やはりフィルム会社の作るレンズはすごい!」と、これもカメラ愛好家たちのあいだではよく語られているのです。
いかんせんフジのカメラは庶民性を前面に出しているため、そういった「いい仕事」があまり一般には知られていない感がありますね。
(デジカメ時代になってもFujiの絵作りは高い評価を得ていますね。)

伝説のフジノンレンズ、いったいどんな写りを見せてくれるのでしょうか。
まずは試写の結果を楽しみに待つとしましょう。
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by sakura-blend | 2010-07-10 05:54 | FUJICA V2
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