配達途中に物欲刺激物件に遭遇してしまった!
ツァイス・イコンのイコフレックス。
シャッター切れず、○千×百円。
ウ〜ム、レンズはTessarである。
憧れの「赤T」付き二眼レフ。
ローライフレックス欲しいなぁ…と思ってたけれど、なかなか良縁(¥)がないし、ここはテッサーつながりでイコフレックスもよいかも知れない。
外観はまぁまぁ・・・ ボクとしては動けばよい。
しかし、動かないのは困る。
ウーンと唸っていたら人の良さそうな店主が、整備しかけたらシャッターが切れなくなったが、以前は動いていた。開ければきっと直るという。時間がないのでそのままにしてあるとのこと。
たしかに上部カバーに当たりもあるし、修理してもそれほどの値は付けにくいのだろう。
直ればめっけもんである。
最悪、レンズを移植して活かす手もあるか・・・
勢いでお持ち帰りしてしまった。
こうなったら直すしかない。
夜、そわそわと着手する。
以前に SEMFLEX をさんざん分解していたので、わりと迷いなく作業は進んだ。
なにしろ昔のカメラだし、なりが大きいからあまり複雑な部分はない。
さて、問題のシャッターにたどり着いた。
引っかかる部分の連携を手伝うようにちょっと部品を動かしてやると、シャッターはチャージされ、レリーズもできることが判明。
問題点はどこなのか?
眠くなって来たのでいったん休戦。
明けて休日、ネットを巡回したり、あーでもないこーでもないと半日ばかり弄くっていたが、結局原因はつかめない。徹底分解にも怖れをなして、とりあえず動けばいいや〜という、いつものなんちゃってレストアに。
もうちょっとこの部品がここに行ってくれれば・・・という位置になるようにストッパー部にビニールの帽子を被せた。(赤いところ)
こういういい加減な修理をやると、それがまた原因となって新たな故障の元となるのだ。
よい子は真似をしないように〜♪
これでレストア(復旧)といっては犯罪だが、自分用なんでお許しを・・・ 恥
その他に、スローガバナーの動きのもたつきもあったので、清掃&鉛筆の粉攻撃でこちらもとりあえずどうにか。
組み直して
K_Ina式シャッターテスターでシャッタースピードをチェックしてみたら、
1/300 → 1/200
1/100 → 1/60
1/50 → 1/30
1/25 → 1/15
という感じでやっぱり遅い。
まぁ、そんなもんだろう。
そのつもりで使うとしよう。
IKOFLEX に付けられているOpton Tessar は、西ドイツ製とのこと。
テッサーレンズにもいろいろ歴史があったようだ。
レンズはわりときれいだが、わずかにくもりが見受けられる。
一枚目の裏だろうか。
影響出るかな?
手持ちの工具ではレンズ傷つけそうで怖いし、まずはそのままでいいか・・・
ZEISS IKON IKOFLEX 1a ( Opton Tessar 75mm F3.5 )
1956年発売